10月30日、EGG(電気声門図)を使った声帯振動の計測会を開きました!これまでにも何度か開いてきた会で、今回も参加者が順に電極をつけて、声帯の接触の変化を測りました。
EGGは、のど仏をはさむように電極を当て、声帯がどのくらい接しているかの変化を、電気の通り方でとらえる機器です。画面には、声帯が接して離れる1回分の動きが波形で映ります。

前半は、声帯のしくみと、EGGで何が見えて何が見えないかを確かめました。画面に出る「接触率」の数字は、どこから上を「接している」と数えるかの基準で値が変わります。論文に出てくる数字も、その基準まで確かめてから読む必要がある、という話になりました。
後半に試したのは、地声から裏声へのなめらかな移行、母音の違い、強く張った声、仮声帯(声帯の少し上にあるひだ)を寄せる・離す発声などです。同じ画面を見ながら、さまざまな質問や感想、意見が飛び交っていました。
本人がなめらかにつなげたと感じたピッチグライドでも、ある高さで波形の形が変わって見えるのは、EGGならではだなと思いました。
あっという間の1時間でしたが、中身はかなり濃い時間でした。声帯の接触率から出てきた質問や意見を、参加者全員で受け止めて広げていく。その様子がとても印象的でした。
※記事に掲載した写真は、参加された皆さまに事前の許可をいただいたうえで使用しています。
